ブロッコリーは栄養が豊富な野菜です。ブロッコリーは栄養素(ビタミン類、ミネラル、食物繊維など)が豊富に含まれています。本投稿では、京都が産地のブロッコリーと、その栄養素について記載します。
ブロッコリーの由来
ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜です。もともとは花を食用にしたもので、花言葉は「小さな幸せ」です。
もともとは地中海沿岸原産のキャベツの野生種を品種改良したものです。イタリアで改良された後に、ヨーロッパ中に広まりました。それから、19世紀後半にアメリカに伝わり、明治時代初期に日本に導入されました。
日本で本格的に栽培されるようになったのは、第二次世界大戦後になってからの比較的歴史の浅い野菜です。
京都府のブロッコリーの産地
京都府のブロッコリーは、宇治市、八幡市が代表的な産地です。
11月から出荷が始まり、3月までとなっています。
ブロッコリーの旬は冬です。おいしい冬のブロッコリーをぜひ食べてみましょう。

宇治市について
宇治市は、近畿地方の中部、京都府に南部に位置します。宇治市の人口は2020年7月段階で、180,402人となっています。京都府内では京都市に次いで2番目に人口の多い市となっています。観光スポットとしては、平等院鳳凰堂が有名です。
ブロッコリーなどの野菜を作っている農家の団体である宇治市野菜生産組合があります。
宇治産の野菜は品質が良く、高級料亭にも販売されています。宇治の土壌が野菜の生産にあっています。出荷の際に選別を行い、宇治ブランドの野菜の品質を保っています。
八幡市について
八幡市(やわたし)は京都の南部に位置します。2020年5月段階で、70,655人となっています。観光スポットとしては、石水八幡宮が有名です。
八幡市のブロッコリーの作付面積は2ha、出荷量は6tです。京都府では5位となっています。

ブロッコリーの選び方
ブロッコリーは花の仲間です。つぼみが緑色で、花の色は黄色です。花は咲くと栄養分が落ちてしまいます、つぼみのブロッコリーは、栄養価が高くておいしいです
つぼみのブロッコリーは、緑色が鮮やかで濃いもので大ぶりのものが熟度が高く、甘みがあります。
切り口はみずみずしく新鮮で、つぼみが堅く締まっているのがおいしいです。こんもりと盛り上がっているものは房がしっかりしてよいでしょう。
黄色っぽいものや、茎に「す」(空洞)が入っているものは鮮度はよくないでしょう。変色しているものも避けてください。
ブロッコリーの調理方法
茹でてマヨネーズやドレッシングをあわせるだけで手軽に食べられます。また、中華料理、グラタン、シチューなどにも入れてもおいしくいただける野菜です。
ブロッコリーはビタミンCや葉酸など栄養がたっぷり入っています。栄養をキープするのであれば、茹でるより、焼いたり蒸したりした方がよいでしょう。以下はブロッコリーの食べ方の例です。
ブロッコリーを天ぷらにする
ブロッコリーを亜麻仁油とごま油をかけて食べる。
ブロッコリーを浅漬けにする。
ブロッコリーとツナと海老でサラダを作る。
ブロッコリーをから揚げにする。

ブロッコリーの栄養分
ブロッコリーには、ビタミン類、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています
ビタミンC
老化や病気の予防に役に立つ栄養素です。肌のはりなどの美容に欠かせないコラーゲンを作る際に重要な栄養素です。免疫を高め、胃がんの予防にも役立ちます。抗酸化作用が強く、動脈硬化を防ぐといわれています。しみ、そばかす、しわを防ぎます。
ミネラル
ミネラル類とは、人間にとって必要不可欠な五大栄養素のひとつです。微量栄養素で、体の組織をつくる原料となり、体の働きを維持・調節する働きを持っています。ミネラルには、カルシウム・鉄分・亜鉛・クロム・カリウムなどがあります。カリウムは高血圧やむくみを予防する効果・効能があると言われています。
ビタミンA
体の皮膚や粘膜を守り、眼や肌の健康を維持する効果、効能があります。細菌から体を守ってくれる機能をアップさせてくれる効果・効能も期待できます。
葉酸
葉酸の主な働きは「核酸」を合成することです。核酸は細胞の分裂や増殖には欠かせないので、活発な細胞分裂をする成長期や胎児には欠かせないものです。妊娠中の方核酸が不足しやすいので、摂取することがすすめられています。
たんぱく質
体を作る効果・効能に加えてエネルギー源としても重要な栄養素です。細胞や体の骨格、筋肉、皮膚を作ること、酵素やホルモンとして代謝を調節すること、抗体として生体防御に働きます。
ポリフェノール
酸化作用があり、身体の細胞を傷つける活性酸素の働きを抑えます。脂肪の消費効果や美白などの美容効果・効能も期待できます。
食物繊維
便通をよくします。糖尿病、心筋梗塞、高血圧、痔、便秘、大腸の病気などを予防する効果があります。
スルフォラファン
肝機能を改善する解毒作用があります。また、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。また花粉症の抑制効果、胃腸障害の予防効果があります。胃がん・大腸がん発症を防ぐ効果も期待できる成分です。
SMCS
酵素の働きを活性化させ、胆汁酸の合成が促進し、使うコレステロールの量も増えます。結果的に血中のコレステロールが減少するという効果が期待できます。
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